着物の合わせ目
2017.06.21

お参り何事にもマナーだったり、常識だったりというものが存在します。
例えば、「食事中は肘を付いて食べてはいけない」「クチャクチャ音を立てて噛まない」など。
これを知らずして公共の場へ足を運んだとき、大きな恥をかいてしまうことになってしまうことは言うまでもありません。
これを踏まえて…着物の合わせ目について触れていきます。
この合わせ目も、1つの常識であり、知らないと大きな恥をかくことになってしまいます。

■着物の合わせ目とは?知っておくべき基本的なこと!

着物の合わせ目とは、着物が左前になるのか?右前になるのか?を指した言葉になります。
つまり着物を着用したとき、上になるのが右なのか?左なのか?ということ。
実はこれにはしっかりと意味があり、着物を着る以上、絶対に知っておかないといけない基本的なことになります。
以前、某女性タレントの人が、着物の画像をSNSでアップしたところ、合わせ目が死に装束と同じ状態となっており批判を受けました。
(結局のところ、画像を反転させたため反対に見えてしまったと釈明をしています)
さて、この文章を読んで「死に装束って何?」「合わせ目が左右逆になるだけで炎上してしまうの?」と感じた人もいらっしゃるかもしれません。
このように感じた人は、厳しい言い方になってしまいますが、まだ着物の基本的なことを理解していない可能性があります。
ということで、実際に、左前・右前について、何を意味するのか?を説明していきます。

■左前と右前の違いについて

「たかだか、着物の合わせ目をどちらに前をするのか?だけなのに問題あるの?」と感じている人もいらっしゃることでしょう。
結論から言えば、問題はあります。
先程、触れたように、合わせ目を左前にすると「死に装束」と言われる着方になり「あの世へ旅立つ人のための衣装の着方」とされるからです。
つまり、めでたい席などで、左前にして着てしまえば、失礼極まりないことは言うまでもありません。
例えば、息子・娘の結婚式に、母親の留め袖が左前で死に装束だったら…と考えただけでも、ゾッとします。
このように大きな違いがあるため、しっかりと理解をしておく必要があります。

■着物の合わせ目に男女差はあるのか?

結論から言えば男女差はありません。
基本的には右前で着用することになります。
これは、男女、大人子供…つまり老若男女全て共通になります。
また、浴衣のようなカジュアルな着物も同様です。
とにもかくにも合わせ目が左前になることは、死に装束であり、普段は着用することはまずないと覚えておきましょう。

▲ ページトップへ